DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成31年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アサーバとネットワーク機器のログをログ管理サーバに集約し,リアルタイムに相関分析することによって,不正アクセスを検出する。
- イディスクを解析し,削除されたログファイルを復元することによって,不正アクセスの痕跡を発見する。
- ウ電子メールを外部に送る際に,本文及び添付ファイルを暗号化することによって,情報漏えいを防ぐ。
- エプログラムを実行する際に,プログラムファイルのハッシュ値と脅威情報を突き合わせることによって,マルウェアを発見する。
解き方のヒントを見る
手順の役割を見分ける視点
各選択肢を個別に覚えるのではなく、作業が何を達成するためのものかという目的に注目し、前後の関係、扱う情報の変化、成果の受け渡しを同じ基準で照らし合わせて整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、記述された作業の目的と、その作業によって次に扱える情報や状態とのつながりを確認し、用語の印象や配置だけで判断せず、役割の対応関係を読み取りましょう。
視点
手順を区別するときは、名称の暗記よりも、各記述が示す目的・入力・生じる成果を同じ枠組みで読み取ることが大切です。作業の順序や証拠への関わり方も、目的との整合性を考える補助材料として扱いましょう。
確認ポイント
- 各記述が示す作業の目的を確認する
- 作業の前後で情報や状態がどうつながるかを見る
- 名称や配置ではなく役割の対応関係を比較する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
ディジタルフォレンジックスは、コンピュータや記録媒体に残る電子的証拠を収集・検査・分析し、事件や不正の痕跡を明らかにして報告する手順です。
理由
ディスクを解析して削除されたログファイルを復元し、不正アクセスの痕跡を発見する処理は、記録媒体に残る証拠を検査・分析する活動です。そのため、収集、検査、分析、報告に分けたディジタルフォレンジックスの手順に該当する。
比較
他の選択肢は、リアルタイム監視による不正アクセス検出、電子メールの暗号化による情報漏えい防止、ハッシュ値と脅威情報によるマルウェア検知です。いずれも通常の監視・予防・検知の仕組みであり、事後に電子的証拠を調査する手順とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。ログをログ管理サーバに集約し、リアルタイムに相関分析して不正アクセスを検出する処理は、運用中の監視やセキュリティイベント検知に当たる。事後に証拠を保全・検査して痕跡を明らかにするディジタルフォレンジックスの手順そのものではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。ディスクを解析し、削除されたログファイルを復元して不正アクセスの痕跡を発見する処理は、記録媒体から電子的証拠を取り出して検査・分析する活動である。したがって、収集・検査・分析・報告に分けたディジタルフォレンジックスの手順に該当する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。電子メールの本文や添付ファイルを暗号化して情報漏えいを防ぐ処理は、情報を外部へ送る際の安全対策である。事故や不正の後に電子的証拠を収集して調査するディジタルフォレンジックスの手順ではなく、事前の予防策に当たる。
選択肢エ
これは不正解だよ。プログラムファイルのハッシュ値を脅威情報と照合してマルウェアを発見する処理は、実行時などに脅威を検知するセキュリティ対策である。保存された証拠を調査し、不正の経緯や痕跡を明らかにするフォレンジックスの手順とは異なる。
学習のポイント
監視・予防・マルウェア検知と、証拠を調べるフォレンジックスを区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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