DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成30年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アインターネット上で地理情報システムと拡張現実の技術を利用することによって,現実空間と仮想空間をスムーズに融合させた様々なサービスを提供する。
- イ仮想化技術を利用し,ネットワーク機能を汎用サーバ上にソフトウェアとして実現したコンポーネントを用いることによって,柔軟なネットワーク基盤を構築する。
- ウ様々な入力情報に対する処理結果をニューラルネットワークに学習させることによって,画像認識や音声認識,自然言語処理などの問題に対する解を見いだす。
- エプレースとトランジションと呼ばれる 2 種類のノードをもつ有向グラフであり,システムの並列性や競合性の分析などに利用される。
解き方のヒントを見る
ネットワーク概念を読む視点
この分野を学ぶときは、用語が示す範囲を先に整理し、構成要素・実現方法・運用上の扱いを混ぜずに見比べます。利点だけを手掛かりにせず、前提や制約、関係する役割まで同じ観点で確認すると、表面的な説明に引きずられにくくなります。
この問題で問われていること
選択肢を読む際は、記述が構成・実現・運用のどの層に関するものかを見分け、その説明で扱われている役割の範囲だけに注目してください。異なる層の説明を一つの特徴としてまとめないことが重要です。
視点
概念を整理するときは、対象そのもの、実現の仕方、管理や運用の仕方を別々の層として眺めます。記述ごとに、どの層の役割を説明しているかを確認し、別の層の性質を混ぜて評価していないかを見直すと、用語の連想に頼らず比較できます。
確認ポイント
- 記述が扱っているのは、構成・実現・運用のどの層かを確認する
- その層で説明される役割の範囲が、文中で一貫しているかを確認する
- 異なる層の性質を結び付けて、単一の特徴として扱っていないかを確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正しい記述は、仮想化技術によってネットワーク機能を汎用サーバ上のソフトウェアとして実現し、柔軟なネットワーク基盤を構築するというNFVの説明です。
理由
選択肢イは、仮想化技術、汎用サーバ、ネットワーク機能のソフトウェア実現、柔軟なネットワーク基盤という要素を一体として述べている。これは設問が求めるNFVの記述に対応する。
比較
アは地理情報システムと拡張現実、ウはニューラルネットワークによる認識や処理、エはプレースとトランジションを用いる有向グラフの説明です。いずれもNFVとは異なる技術分野を説明している。
選択肢ア
これは不正解だよ。地理情報システムと拡張現実を使い、現実空間と仮想空間を融合したサービスを提供する説明である。これは空間情報や拡張現実に関する内容で、ネットワーク機能を仮想化して基盤を構築するNFVの説明には当たらない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。仮想化技術を利用してネットワーク機能を汎用サーバ上のソフトウェアとして実現し、そのコンポーネントによって柔軟なネットワーク基盤を構築する説明である。NFVの中心的な考え方と一致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。入力情報に対する処理結果をニューラルネットワークに学習させ、画像認識・音声認識・自然言語処理の問題への解を見いだす説明である。これは人工知能や機械学習の内容であり、ネットワーク機能の仮想化を説明していない。
選択肢エ
これは不正解だよ。プレースとトランジションの二種類のノードをもつ有向グラフで、システムの並列性や競合性を分析する説明である。これはペトリネットに関する内容であり、仮想化技術でネットワーク機能を実現するNFVとは異なる。
学習のポイント
NFVと、GIS・拡張現実、ニューラルネットワーク、ペトリネットを混同しない
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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