DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成29年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

問18 図のアローダイアグラムから読み取ったことのうち,適切なものはどれか。ここで,プロジェクトの開始日は0日目とする。
作業AからH,所要日数及びダミー作業を示すアローダイアグラムと凡例。
作業AからH,所要日数及びダミー作業を示すアローダイアグラムと凡例。

選択肢

  1. ア
    作業Cを最も早く開始できるのは5日目である。
  2. イ
    作業Dはクリティカルパス上の作業である。
  3. ウ
    作業Eの余裕日数は30日である。
  4. エ
    作業Fを最も遅く開始できるのは10日目である。
解き方のヒントを見る

前後関係を軸に工程を整理する

図の見た目や個別の数値にすぐ注目せず、まず各作業がどの作業と結び付いているかを整理し、全体の流れを一貫した視点で追うことを意識しましょう。そのうえで、読み取った内容を問題の問いが求める観点と照らし合わせます。

この問題で問われていること

今回の確認では、工程同士の前後関係がどのようにつながっているかに焦点を絞ります。個々の値を先に処理せず、始点から終点までの関係を順序立てて把握し、途中で見落としや重複がないかを確かめてください。

視点

工程日程を考えるときは、各要素を単独で見るのではなく、依存関係のまとまりとして捉えます。順序を書き出す、接続を一度ずつ追う、問いが求める対象を最後に確認する、というように観点を固定すると、読み違いを抑えやすくなります。

確認ポイント

  • 各作業の前後関係を、図の接続に沿って一貫して追えているか
  • 途中のつながりを飛ばしたり、同じ関係を重ねて読んだりしていないか
  • 整理した流れが、問いで求められている対象と合っているか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

開始日を0日目として各イベントの最早時刻と最遅時刻を求めると、プロジェクトは60日で完了する。作業Eは10日目から40日目まで開始を遅らせられるため、余裕日数は30日となる。

理由

開始イベントから順に最早時刻を求めると、作業AとBおよびダミー作業の関係により、中央イベントは10日目となる。そこからC経由は50日目、D経由は40日目、E・F経由は20日目に合流し、Hを含む全体の完了は60日目となる。

余裕日数の計算

終点から逆算すると、作業Eの開始を許容できる最遅時点は40日目です。作業Eの最早開始は10日目なので、余裕日数は「40日−10日=30日」となる。したがって、適切なのは作業Eの余裕日数に関する記述です。

選択肢ア

これは不正解だよ。作業Cの開始点には、作業Aの完了だけでなく、作業Bの完了後に続くダミー作業の関係も影響する。そのため開始可能時点は5日目ではなく10日目であり、提示された日数条件と一致しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。作業Dは中央イベントから合流イベントへ進む30日間の作業だが、CとGを経由する経路の方がプロジェクト完了を決める。Dの開始には10日間の余裕があり、クリティカルパス上の作業ではない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。作業Eの最早開始は10日目で、終点から逆算した最遅開始は40日目である。したがって余裕日数は「40日−10日=30日」となり、記述の数値と単位は図の条件に一致する。

選択肢エ

これは不正解だよ。作業Fは作業Bの完了後に10日目から開始でき、後続イベントの最遅時刻から逆算すると最遅開始は40日目になる。したがって10日目は最早開始時点であり、最遅開始時点ではない。

学習のポイント

最早時刻・最遅時刻と、作業の余裕日数をネットワーク図から求める方法。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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