DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成28年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア事前に設定した効果目標の達成状況を評価し,必要に応じて目標を達成するための改善策を検討する。
- イ実施計画と実績との差異及び原因を詳細に分析し,投資額や効果目標の変更が必要かどうかを判断する。
- ウ投資効果の実現時期と評価に必要なデータ収集方法を事前に計画し,その時期に合わせて評価を行う。
- エ投資目的に基づいた効果目標を設定し,実施可否判断に必要な情報を上位マネジメントに提供する。
解き方のヒントを見る
段階別の目的を整理する視点
IT投資を評価するときは、各段階で何を確かめるための判断なのかに注目し、目的と評価対象の対応関係を整理して考えましょう。同じ指標でも、見る時点や意思決定の問いが違えば役割は変わります。
この問題で問われていること
一つの段階に固有の結論を覚えるのではなく、評価の各場面で、誰がどの判断を行うために情報を使うのかという観点に絞って、目的の違いを比較してください。用語の印象だけで対応付けないことが重要です。
視点
投資評価は、計画の検討や実施後の確認など、判断の時点によって求められる情報の意味が変わります。各段階の意思決定者と確認したい問いを対応させ、評価の目的を同じ軸で読み比べると整理しやすくなります。
確認ポイント
- 各段階で、どのような意思決定を支える評価なのかを確認する
- 評価の対象と、判断を行う時点との対応関係を整理する
- 用語の印象ではなく、評価によって確認したい問いに注目する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
事前評価は、IT投資を実施する前に投資目的と期待する効果を明確にし、実施可否を判断するための評価です。したがって、効果目標の設定と上位マネジメントへの情報提供を説明するエが該当します。
理由
事前評価では、投資目的に基づいて達成したい効果目標を設定し、その投資を実施する価値や必要性を判断できる情報を上位マネジメントへ提供します。これは実施前の意思決定を支援する活動です。
比較
アとイは設定済みの目標や実施計画と実績を比較しており、主に実施後または実施中の評価に当たります。ウは評価時期やデータ収集方法の計画に関する記述で、事前評価の中心である実施可否判断そのものを説明していません。
選択肢ア
これは不正解だよ。事前に設定した効果目標の達成状況を評価するには、実際の運用や成果に関する情報が必要です。そのため、投資を実施する前の事前評価ではなく、実施後に効果を確認する事後評価の説明です。
選択肢イ
これは不正解だよ。実施計画と実績との差異やその原因を分析し、投資額や効果目標の変更を判断する内容は、計画に対する進捗や結果が得られた後の評価です。実施前の投資可否を判断する事前評価ではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。投資効果の実現時期や評価に必要なデータ収集方法をあらかじめ計画すること自体は、評価を適切に行うための準備です。しかし、選択肢は評価の実施方法や時期を述べており、事前評価の中心である投資実施可否の判断を示していません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。事前評価では、投資目的に基づいて期待する効果目標を設定し、投資を実施するかどうかを判断するための情報を上位マネジメントに提供します。これはプロジェクト計画段階で行う事前評価の目的に一致します。
学習のポイント
事前・中間・事後の評価目的を、プロジェクトの進行段階と結び付けて整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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