DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成27年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

PERT 図で表されるプロジェクトにおいて、プロジェクト全体の所要日数を 1日短縮できる施策はどれか。
作業A~Jと所要日数を矢線で示すPERT図,及び作業名・所要日数の凡例。
作業A~Jと所要日数を矢線で示すPERT図,及び作業名・所要日数の凡例。

選択肢

  1. ア
    作業BとFを1日ずつ短縮する。
  2. イ
    作業Bを1日短縮する。
  3. ウ
    作業Iを1日短縮する。
  4. エ
    作業Jを1日短縮する。
解き方のヒントを見る

短縮施策を評価する視点を整理

PERT図の短縮施策を考えるときは、作業を減らす発想だけでなく、全体の完了時期にどの部分が影響するかを見極める視点を持ちます。作業同士の関係も合わせて確認します。

この問題で問われていること

確認する観点は、個別の作業への変更がプロジェクト全体の所要期間や前後関係にどのようにつながるかです。局所的な変化と全体への影響を分け、影響の広がりを整理します。

視点

短縮策を比較する際は、変更対象だけを見るのではなく、関連する作業とのつながり、待ち合わせ、余裕の変化、完了時点への波及を順に確認します。どの情報が全体の判断に関係するかを整理し、局所的な改善と全体への効果を混同しないことが大切です。

確認ポイント

  • 変更が影響する作業と、その前後関係を確認する
  • 作業の変化が全体の完了時期に及ぼす範囲を整理する
  • 短縮によって別の制約や待ち合わせが生じないか確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

開始から終了までの経路を計算すると、A-C-G-Jが4日+5日+1日+6日=16日で最長となる。Jを1日短縮するとこの経路が15日となり、他の最長候補であるA-B-E-IおよびA-C-F-Iは14日なので、全体も1日短縮される。

経路の計算

主な経路は、A-B-E-Iが4日+6日+1日+3日=14日、A-C-F-Iが4日+5日+2日+3日=14日、A-D-H-Jが4日+2日+1日+6日=13日、A-C-G-Jが4日+5日+1日+6日=16日となる。したがって、プロジェクト全体は16日です。

短縮後の比較

Jを1日短縮すると、A-C-G-Jは4日+5日+1日+5日=15日となる。一方、I側の経路は14日のままであり、短縮後の最長経路は15日です。このため、プロジェクト全体の所要日数が16日から15日へ1日短縮される。

選択肢ア

これは不正解だよ。BとFを短縮すると、Iへ至る上側の経路は短くなるが、Jを通るA-C-G-Jの経路は4日+5日+1日+6日=16日のまま変わらない。したがって、短縮後もこの経路が全体期間を決め、プロジェクト全体は1日短縮されない。

選択肢イ

これは不正解だよ。Bを1日短縮するとA-B-E-Iの経路は14日から13日になる。しかし、A-C-F-Iは14日のままで、A-C-G-Jは4日+5日+1日+6日=16日のまま残るため、全体の所要日数は16日から変わらない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。Iを1日短縮すると、Iを通る二つの経路は14日から13日になるが、Jを通るA-C-G-Jの経路は4日+5日+1日+6日=16日のままである。最長経路が短縮されないので、全体期間も1日短縮されない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。Jは最長経路A-C-G-Jに含まれている。この経路は当初4日+5日+1日+6日=16日だが、Jを1日短縮すると4日+5日+1日+5日=15日になる。他の経路は14日なので、全体も15日となり1日短縮される。

学習のポイント

PERTでは最長経路と短縮後の次点経路を比較することが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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