DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成26年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問27
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア競争要因を,新規参入の脅威,サプライヤの交渉力,買い手の交渉力,代替商品の脅威,競合企業の五つのカテゴリに分類する。
- イ業務を,購買物流,製造,出荷物流,販売・マーケティング,サービスという五つの主活動と,人事・労務管理などの四つの支援活動に分類する。
- ウ事業の成長戦略を,製品(既存・新規)と市場(既存・新規)の2軸を用いて,市場浸透,市場開発,製品開発,多角化の4象限のマトリックスに分類する。
- エ製品を,市場の魅力度と自社の強みの2軸を用いて,花形,金のなる木,問題児,負け犬の4象限のマトリックスに分類する。
解き方のヒントを見る
検討する活動の範囲をそろえる
企業活動を整理するときは、まず検討の対象がどこまでを含むかに着目しましょう。同じ言葉でも、扱う範囲によって受け取り方が変わるため、範囲をそろえたうえで考えることが大切です。
この問題で問われていること
考える際は、与えられた情報が扱う活動の範囲を確かめてください。途中で検討の範囲が広がったり狭まったりしていないかを振り返り、同じ範囲について考え続けているかを確認することに集中しましょう。
視点
活動を整理する前に、何をひとまとまりの検討対象として扱うかを意識します。対象の範囲を一定に保つと、考えの途中で別の範囲へ話が移っていないかを振り返りやすくなります。
確認ポイント
- 検討する活動の範囲を意識できているか
- 途中で対象の範囲を広げたり狭めたりしていないか
- 整理した内容が最初に捉えた範囲と対応しているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイです。バリューチェーンは、企業の業務を五つの主活動と四つの支援活動に分類し、各活動が生み出す価値や費用を分析する考え方です。
理由
バリューチェーンの主活動は、購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービスの五つです。これらを支える四つの支援活動は、全般管理、人事・労務管理、技術開発、調達です。各活動の価値や費用、活動間のつながりを分析し、競争優位につながる改善を検討します。イはこの分類を説明しています。
比較
アは業界の競争要因を整理するファイブフォース分析、ウは製品と市場の既存・新規から成長戦略を整理するアンゾフの成長マトリックスです。エの四つの分類名はPPMで用いられます。ただし、PPMの通常の軸は市場成長率と相対的市場占有率であり、画像にある「市場の魅力度と自社の強み」とは一致しません。エをそのまま正確なPPMの説明として覚えないようにしましょう。
選択肢ア
これは不正解だよ。競争要因を五つに分ける説明は、ファイブフォース分析に対応します。新規参入や代替商品の脅威、売り手と買い手の交渉力、既存の競合企業に着目し、業界の競争環境を分析します。バリューチェーンの主活動と支援活動による分類とは異なります。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。バリューチェーンは、業務を五つの主活動と四つの支援活動に分類します。購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービスが主活動です。人事・労務管理などの支援活動がこれらを支え、各活動が生み出す価値や費用を分析します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。製品と市場をそれぞれ既存・新規に分け、成長戦略を四つに整理する説明は、アンゾフの成長マトリックスです。市場浸透、市場開発、製品開発、多角化の区分で成長の方向を検討します。バリューチェーンの業務を主活動と支援活動に分ける分類とは異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。花形、金のなる木、問題児、負け犬は、PPMで使われる分類名です。ただし、PPMの通常の軸は市場成長率と相対的市場占有率であり、選択肢の「市場の魅力度と自社の強み」とは一致しません。業務を主活動と支援活動に分類するバリューチェーンの説明ではありません。
学習のポイント
バリューチェーンの主活動と支援活動を、他の経営分析手法の分類と区別して理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問27(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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