DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成25年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロジェクトで発生している品質問題を解決するために,図を作成して原因の傾向を分析したところ,発生した問題の80%以上が少数の原因で占められていることが判明した。作成した図はどれか。

選択肢

  1. ア
    管理図
  2. イ
    散布図
  3. ウ
    特性要因図
  4. エ
    パレート図
解き方のヒントを見る

原因分析図表を見分ける視点

品質問題の原因分析では、図表の名前や見た目を先に覚えるのではなく、何を整理し、どの関係を明らかにするために使うのかという目的に注目して、問題文の説明と照らし合わせます。

この問題で問われていること

今回の確認点は、図表が扱う情報の単位と、原因・結果・要因どうしの関係をどのように整理しようとしているかを読み取り、その目的に合う観点を一つ選ぶことだけに絞ります。

視点

図表を区別するときは、名称の暗記よりも、入力される情報、整理される関係、分析後に得たい気づきを順に確認します。説明文中の目的語と関係語に注目し、図表そのものの形だけで判断しないようにします。

確認ポイント

  • 図表で整理したい対象が何かを確認する
  • 説明が示す関係性や比較の単位を確認する
  • 分析によって得たい気づきが何かを確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

発生した問題の大部分が少数の原因によって占められていることを分析するには、原因別の件数を大きい順に並べ、累積的な割合も確認できる図を用いる。これはパレート図です。

理由

パレート図は、原因や項目を件数の多い順に並べ、棒グラフと累積比率によって、全体の問題が少数の原因に集中しているかを確認するための図です。設問の「80%以上が少数の原因」という状況に合致します。

比較

管理図は工程の安定性、散布図は二つの特性の関係、特性要因図は原因の洗い出しに用います。原因の影響度を大きい順に比較し、累積的な割合から重点原因を把握する目的には、パレート図が適切です。

選択肢ア

これは不正解だよ。管理図は、工程の測定値などを時系列に示し、管理限界線と比較して工程が安定しているか、異常な変動があるかを確認する図です。少数の原因が問題の大部分を占める割合の分析を主目的としません。

選択肢イ

これは不正解だよ。散布図は、二つの特性についてデータを点で示し、相関や関係の有無を調べる図です。原因項目を件数の多い順に並べ、少数の原因への問題集中や累積割合を分析する図ではありません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。特性要因図は、結果として現れた問題に対して、考えられる原因を系統的に整理し、原因候補を洗い出す図です。原因ごとの発生件数や割合を比較して、影響の大きい少数の原因を特定する用途とは異なります。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。パレート図は、問題の原因や項目を発生件数の多い順に並べ、累積割合も示して、全体の大部分を占める少数の原因を把握する図です。設問の80%以上が少数の原因に集中する状況を分析できます。

学習のポイント

品質問題の原因分析では、図の名称だけでなく、何を比較し何を発見するための図かを対応させて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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