DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成25年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問12

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

HTTPS通信において,暗号化とサーバ認証に使用されるものはどれか。

選択肢

  1. ア
    Cookie
  2. イ
    S/MIME
  3. ウ
    SSL/TLS
  4. エ
    ダイジェスト認証
解き方のヒントを見る

暗号化と認証を切り分ける視点

HTTPSに関する選択肢を読むときは、通信内容を第三者から守る観点と、接続先を確認する観点を混同せず、各記述がどの目的や確認対象を述べているかに注目して整理しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点として、各記述が「内容を見られにくくすること」と「相手を確かめること」のどちらの役割を説明しているかを、主語と目的に沿って、順序立てて読み分けてください。

視点

通信の保護を考えるときは、守りたい対象、確認したい相手、そしてその説明が扱う目的を分けて読みます。用語の印象だけで判断せず、記述の主語と目的の対応を確認しましょう。

確認ポイント

  • 記述の主語が何を保護・確認する対象としているか
  • 説明されている目的が、内容の保護か相手の確認か
  • 一文の中で目的と手段が混同されていないか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

HTTPSでは、通信内容の暗号化と、証明書などを利用した接続先サーバの認証を同じ通信路保護の仕組みで実現する。

理由

SSL/TLSは、HTTPSで利用される通信路の保護プロトコルです。通信内容を暗号化して盗聴を防ぐほか、サーバ証明書を用いて接続先サーバの正当性を確認するため、設問の二つの役割に対応する。

比較

CookieはWebサイトが状態を保持するためのデータであり、S/MIMEは主に電子メールの暗号化や署名に用いる。ダイジェスト認証は利用者認証の方式で、HTTPSの通信内容全体を暗号化したり、サーバを証明書で認証したりする仕組みではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。Cookieは、Webサイトが利用者の状態や識別情報などを保存し、次回以降の要求で利用するための仕組みである。HTTPSの通信内容を暗号化したり、接続先サーバの正当性を確認したりする機能そのものではないため、設問の条件には合わない。

選択肢イ

これは不正解だよ。S/MIMEは電子メールを対象として、メール本文や添付ファイルの暗号化、送信者の署名などに用いられる方式である。Webブラウザとサーバの通信路を保護し、サーバ認証も行うHTTPSの基盤技術ではないため、該当しない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。SSL/TLSはHTTPSで使われる通信路保護のプロトコルで、通信データを暗号化して盗聴を防ぐ。また、サーバ証明書を利用して接続先サーバを認証するため、設問が尋ねる暗号化とサーバ認証の両方に対応している。

選択肢エ

これは不正解だよ。ダイジェスト認証は、パスワードそのものを送らずに利用者が正しい資格情報を持つことを確認するHTTP認証方式である。しかし、通信内容全体の暗号化や、接続先サーバの正当性を確認する機能を担う方式ではない。

学習のポイント

SSL/TLSが暗号化とサーバ認証を担う関係を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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