DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成24年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問27

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法はどれか。

選択肢

  1. ア
    コアコンピタンス
  2. イ
    セグメンテーション
  3. ウ
    バランススコアカード
  4. エ
    プロダクトポートフォリオマネジメント
解き方のヒントを見る

比較する軸をそろえて整理する

複数の視点を扱うときは、各視点が何を明らかにするためのものかを同じ粒度で確認し、対象・時間・判断目的が混ざっていないかを見直して、整理の基準を一貫させます。視点同士の役割の重なりにも注意します。

この問題で問われていること

この問題では、個々の説明を覚えて当てはめるより、示された整理方法がどの判断目的に対応し、各要素の関係を同じ基準で説明できるかという一点に注目して読み比べます。

視点

視点を整理する際は、分類名そのものではなく、何を対象に、どの範囲を見て、どの判断につなげる枠組みなのかを確認します。各要素の役割と抽象度をそろえると、説明全体の整合性を点検しやすくなります。

確認ポイント

  • 各視点が扱う対象の範囲を確認する
  • 視点ごとの判断目的を同じ粒度で比べる
  • 要素同士の役割や抽象度にずれがないか確認する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長の四つの視点から戦略目標と施策を整理し、相互の関係を考慮して管理する手法はバランススコアカードです。

理由

バランススコアカードは、財務だけでなく、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長という四つの視点を用いて、戦略を具体的な目標や施策に落とし込む経営管理手法です。各視点の関係を考えながら評価する点が設問と一致する。

比較

コアコンピタンスは競争優位の源泉となる中核能力、セグメンテーションは市場や顧客を分けて捉える考え方、プロダクトポートフォリオマネジメントは製品・事業を組み合わせて管理する手法であり、設問の四つの視点による総合的な目標管理とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。コアコンピタンスは、企業が競争上の強みとして持つ中核的な能力や技術を指す概念である。四つの視点を用いて戦略目標と施策を相互に関連付け、経営全体を管理する手法そのものではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。セグメンテーションは、市場や顧客を属性、ニーズ、行動などの基準で分類する考え方である。顧客分析には関係するが、財務・業務・学習と成長を含む四つの視点で戦略を管理する手法ではない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。バランススコアカードは、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長の四つの視点から目標や施策を設定し、それらの適切な関係を考慮して戦略の実行状況を管理する手法である。

選択肢エ

これは不正解だよ。プロダクトポートフォリオマネジメントは、複数の製品や事業を市場成長率や市場占有率などで分析し、資源配分を検討する手法である。四つの視点に基づく戦略目標の管理とは目的と枠組みが異なる。

学習のポイント

四つの視点と戦略目標の因果関係を関連付けて理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問27(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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