DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成24年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問9

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

テクスチャマッピングを説明したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    光源からの反射や屈折,透過を計算し描画していく。
  2. イ
    光源と物体の形状などに基づいて,表示するときに陰影をつける。
  3. ウ
    表示画面からはみ出す箇所をあらかじめ見つけ,表示対象から外す。
  4. エ
    物体の表面に画像を貼り付けることによって,表面の質感を表現する。
解き方のヒントを見る

画像表現技法を考える視点

画像表現技法を整理するときは、名称や印象だけで判断せず、画像をどの単位の情報として扱い、制作・保存・表示の各段階で何が変わるかを同じ観点で丁寧に確認します。

この問題で問われていること

この問題では、各説明が画像の情報をどのように保持し、必要な場面でどのように利用する考え方に触れているかを、用語の暗記と切り分けて順序立てて読み取りましょう。

視点

表現技法を比べる際は、見た目の印象や名称から連想を広げるのではなく、画像を表す情報の単位、扱う処理の段階、利用目的との関係を一つの軸で整理します。説明に書かれた対象と条件を抜き出し、同じ軸で照合すると、学習上の違いを落ち着いて捉えられます。

確認ポイント

  • 画像を表す情報の単位が、説明の中でどのように扱われているか確認する
  • 制作・保存・表示のどの段階について述べている説明かを確認する
  • 用途や条件を変えたとき、比較の観点がぶれていないか確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

テクスチャマッピングは,物体の表面に画像を対応付けて貼り付け,木材や金属などの表面の模様や質感を表現する技術です。

理由

テクスチャマッピングでは,あらかじめ用意した画像を物体表面の座標に対応付けて表示する。これにより,複雑な模様や材質感を少ない形状情報でも表現できる。

比較

反射・屈折・透過の計算は光学的な描画処理,光源と形状に基づく陰影付けは明暗計算,画面外を表示対象から外す処理はクリッピングであり,いずれもテクスチャマッピングそのものではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。光源からの反射や屈折,透過を計算して描画する処理は,光の伝わり方や見え方を求める光学的な描画処理である。テクスチャマッピングは,このような光学現象の計算そのものを指さない。

選択肢イ

これは不正解だよ。光源と物体の形状に基づいて表示するときに陰影をつける処理は,光源との関係から表面の明暗を計算する陰影付けの説明である。表面の画像情報を扱う処理とは異なる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。表示画面からはみ出す箇所をあらかじめ見つけ,表示対象から外す処理は,描画する範囲を制限するクリッピングに当たる。物体表面の模様や質感を表現する処理ではない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。物体の表面に画像を貼り付けることで,木目や石目,金属の模様などを表現できる。このように表面画像を物体へ対応付けて質感を表す技術がテクスチャマッピングである。

学習のポイント

テクスチャ,陰影,光学計算,クリッピングの役割を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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