DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成24年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アRAID1
- イRAID2
- ウRAID3
- エRAID4
解き方のヒントを見る
障害復旧を考えるための確認視点
構成を暗記するのではなく、冗長性がどのように保たれ、どの範囲の障害まで継続利用や復旧を支えられるかを、処理の流れと設問の文脈に沿って一つずつ丁寧に整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの構成が平常時の可用性と障害後の復旧性にどう関係するかに注目し、失われた情報を補う材料、必要な作業、復旧後の状態を順に確認し、条件と結果の対応を確かめましょう。
視点
システム構成を読むときは、平常時の処理、障害発生時に保持される情報、復旧に必要な作業、復旧後の制約を分けて捉え、各説明が同じ前提を保っているか確認します。
確認ポイント
- 平常時と障害発生後の説明を分けて読む
- 復旧に必要な前提情報と作業のつながりを確認する
- 復旧後に残る制約や影響まで含めて整合性を見る
正解と解説を見る
正解
ア
解説
この設問は、RAIDの冗長化方式のうち、同じデータを複数ディスクに保持するミラーリングを用い、片方の障害時に残った複製から復元できる方式を問う。
理由
ミラーリング方式では、同一のデータを複数のディスクへ保存します。そのため、片方のディスクが故障しても、もう一方に保存された同じデータを利用できます。設問の「ミラーリング」と「冗長ディスクを用いたデータ復元」という条件に合致するのはRAID1です。
比較
RAID2は誤り訂正符号、RAID3はバイト単位の分散と専用パリティ、RAID4はブロック単位の分散と専用パリティを用いる方式です。いずれも冗長情報を使いますが、同一データを複製するミラーリング方式ではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。RAID1はミラーリングを採用し、同じデータを複数のディスクに保持する方式です。一方のディスクに障害が発生しても、冗長ディスクにある複製を使ってデータを読み出し、復元できます。設問の二つの条件に一致します。
選択肢イ
これは不正解だよ。RAID2はデータをビット単位で分散し、誤り訂正符号を用いて障害に対応する方式です。設問が問う、同じデータを複製するミラーリング方式ではありません。したがって、冗長ディスクから複製を使って復元するという説明とは一致しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。RAID3はデータをバイト単位で分散し、専用のパリティディスクによって障害時のデータ復元を行う方式です。冗長情報はパリティであり、ミラーリングによる同一データの複製ではないため、設問の方式には該当しません。
選択肢エ
これは不正解だよ。RAID4はデータをブロック単位で分散し、専用ディスクに保存したパリティを使って障害時のデータを復元する方式です。RAID3と同様、信頼性向上の仕組みはミラーリングではなくパリティなので、設問の条件とは異なります。
学習のポイント
ミラーリングとパリティ方式の違いを、障害時の復元方法と結び付けて整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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