DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成23年度特別 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア外部委託先を選定し,適切な業務遂行のための管理,監督を行う。
- イ業務活動に即した,物理的,論理的及び環境のセキュリティを確保する。
- ウ情報技術の動向に対応するため,技術採用に関する指針を明確にする。
- エ情報システムに係る法制度や社内規定に準拠する仕組みを確立する。
解き方のヒントを見る
組織の役割を整理する視点
委員会の役割を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、組織全体の意思決定や調整の中で、どの場面に関わる存在として説明されているかを丁寧に確認しましょう。特に、責任の範囲と関係者とのつながりに注目すると、記述の意味を落ち着いて比較できます。
この問題で問われていること
一つの観点として、各記述が示す役割を、個別の作業ではなく組織間の意思決定や調整との関係から捉えられているかを確認してください。表現の細部より、役割の位置づけに注目します。
視点
役割を整理する際は、組織内での立場、関与する範囲、他の主体との関係を切り分けて考えます。名称から連想を広げすぎず、記述が示す目的と責任の境界を同じ基準で見比べることが大切です。
確認ポイント
- その役割が組織全体の中でどの位置にあるかを確認する
- 関係する主体と責任の範囲がどのように表現されているかを見る
- 個別の作業内容ではなく、意思決定や調整との関係に注目する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウ。情報システム化委員会は、情報技術の動向を踏まえ、組織全体で採用する技術の方向性や判断基準を明確にする役割を担う。
理由
情報システムの全体最適化には、部門ごとに個別判断するのではなく、情報技術の動向を踏まえて、組織全体で技術採用の考え方をそろえる必要がある。そのため、技術採用に関する指針を明確にするウが該当する。
比較
アは外部委託先の管理、イはセキュリティ対策、エは法令や社内規定への準拠に関する役割であり、それぞれ重要な管理事項ではあるが、情報システム化委員会による全体最適化の中心的役割とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。外部委託先の選定や、適切な業務遂行のための管理・監督は、委託業務を適正に実施するための具体的な管理活動である。組織全体の情報技術の動向を踏まえ、技術採用の指針を定める役割を示したものではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。物理的、論理的及び環境のセキュリティを確保することは、情報資産を保護するためのセキュリティ管理に関する内容である。情報システム化委員会が担う、技術採用について組織全体の指針を明確にする役割とは異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。情報技術の動向に対応し、技術採用に関する指針を明確にすることは、組織全体の情報システムを統一的な方向へ導き、全体最適化を実現するための情報システム化委員会の役割に該当する。
選択肢エ
これは不正解だよ。情報システムに関する法制度や社内規定に準拠する仕組みを確立することは、法令遵守や内部統制に関する管理活動である。技術の動向に応じた採用方針を組織全体で明確にする役割を直接示してはいない。
学習のポイント
委員会による全社的なIT方針と、個別の管理・統制業務を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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