DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成23年度特別 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問21
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業務データ量の増加傾向を把握し,ディスク装置の増設などを計画して実施する。
- イシステム開発の設計工程では,主に論理データベース設計を行い,データ項目を管理して標準化する。
- ウシステム開発のテスト工程では,主にパフォーマンスチューニングを担当する。
- エシステム障害が発生した場合には,データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
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役割を分けて考える確認ポイント
この分野では、用語の印象や担当範囲の広さだけで判断せず、誰が何を対象に、どの責任の段階で関わるかという観点から、選択肢の説明が示す役割の境界を丁寧に確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの説明に複数の仕事が含まれている場合でも、中心となる責任の対象と関与する場面を切り分け、同じ役割を別表現で述べているのか、異なる役割を混ぜているのかを見極める点に注目してください。
視点
役割を考えるときは、組織上の立場、扱う対象、実施する作業、責任を負う範囲を分けて整理します。説明全体のうち、どの要素が中心に置かれているかを比較すると、用語に引きずられず検討できます。
確認ポイント
- 説明の主語が誰で、責任の対象が何として置かれているかを確認する
- 作業内容と責任範囲が同じ段階の話として整合しているかを確認する
- 複数の役割や場面が一文に混在していないかを確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
DAは組織で扱うデータの意味や構造を整理し、論理データベース設計やデータ項目の標準化を担います。一方、DBAはデータベースの構築・運用、性能管理、障害対応などを担当します。
理由
データ管理者(DA)は、業務で扱うデータの定義、意味、関係を整理し、論理データベースの設計やデータ項目の標準化を行います。したがって、設計工程でデータ項目を管理・標準化するイが適切です。
比較
データベース管理者(DBA)は、ディスク容量の管理、性能チューニング、バックアップや障害時の復旧など、データベースを安定して運用する役割を担います。DAとDBAでは、論理的なデータ管理と運用管理を区別します。
選択肢ア
これは不正解だよ。業務データ量の増加を監視し、ディスク装置の増設を計画・実施する作業は、記憶容量やデータベースの稼働環境を管理する運用上の仕事です。データの意味や論理構造を整理するDAの主な役割とは異なります。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。DAは業務で扱うデータの意味や構造を整理し、システム開発の設計工程で論理データベースを設計します。さらに、データ項目の定義や名称などを管理して標準化するため、この記述がDAの役割に合致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。パフォーマンスチューニングは、データベースの応答性能や資源使用状況を調整する運用管理の作業です。データ項目の意味や論理構造を設計・標準化するDAの中心的な役割を示したものではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。障害発生時のデータ復旧や整合性の確認は、バックアップ、リカバリ、データベース運用に関する作業です。DAが担当するデータの論理的な設計や標準化ではなく、DBAの運用管理に近い役割です。
学習のポイント
DAはデータの設計・標準化、DBAはデータベースの運用管理を担うと整理します。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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