DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成21年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

主記憶への1回のアクセスが200ナノ秒で,ページフォールトが発生すると1回当たり100ミリ秒のオーバヘッドを伴うコンピュータがある。ページフォールトが主記憶アクセスの50万回中に1回発生する場合、ページフォールトは1秒当たり最大何回発生するか。ここで、ページフォールトのオーバヘッド以外の要因は考慮しないものとする。

選択肢

  1. ア
    3
  2. イ
    4
  3. ウ
    5
  4. エ
    6
解き方のヒントを見る

性能への影響を整理する視点

ページフォールトの発生状況とメモリアクセス性能を結び付けるときは、まず問題中の前提条件と評価対象を分け、どの情報が比較や判断に使われるかを整理しましょう。用語の印象だけで結論を急がないことが大切です。

この問題で問われていること

一つの観点として、与えられた条件が示す「発生の状況」と「性能の評価」を同じ基準で対応付けられているかを確認してください。比較対象や前提が混ざっていないかも見直します。

視点

発生に関する情報、性能を測る対象、比較の前提を別々に書き出し、それらの対応関係だけを確認する。断定は、問題文に示された条件の範囲に限定する。

確認ポイント

  • 発生状況を表す条件と、性能評価の対象を区別できているか
  • 比較している値や状態の前提がそろっているか
  • 根拠が問題文の明示情報に限られ、印象や知識の補完に依存していないか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

500、000回のアクセス時間は100ミリ秒で、ページフォールト1回のオーバヘッドも100ミリ秒です。したがって1回分の処理単位は合計200ミリ秒となり、1秒では5回が上限です。

理由

500、000回の主記憶アクセスに要する時間は、500、000回×200ナノ秒=100、000、000ナノ秒=100ミリ秒です。これにページフォールト1回あたりの100ミリ秒を加えると、1回分の所要時間は200ミリ秒になります。

比較

1秒は1、000ミリ秒なので、1秒÷200ミリ秒=5回です。したがって、ページフォールトは1秒あたり最大5回発生します。6回では1、200ミリ秒となり、1秒を超えます。

選択肢ア

これは不正解だよ。ページフォールト1回に対応する500,000回のアクセスでは、通常アクセスだけで100ミリ秒、オーバヘッドも100ミリ秒かかります。1回分は合計200ミリ秒なので、3回では600ミリ秒にしかならず、1秒あたりの最大値ではありません。

選択肢イ

これは不正解だよ。500,000回の主記憶アクセスと1回のページフォールトを1単位として考えると、所要時間は200ミリ秒です。4回なら800ミリ秒で処理でき、まだ1秒に収まる余裕があるため、最大回数を表していません。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。500,000回のアクセス時間は、500,000回×200ナノ秒=100ミリ秒です。ページフォールトのオーバヘッド100ミリ秒を加えると1回分は200ミリ秒となり、1秒÷200ミリ秒=5回なので、最大は5回です。

選択肢エ

これは不正解だよ。1回のページフォールトに対応する処理時間は、アクセス100ミリ秒とオーバヘッド100ミリ秒の合計200ミリ秒です。6回では200ミリ秒×6=1,200ミリ秒となり、1秒を超えるため条件に合いません。

学習のポイント

異なる単位の時間をそろえ、通常処理と例外処理の時間を合算する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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