DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成31年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アWebブラウザのキャッシュ機能によって負荷が均等に分散しない場合がある。
- イ接続されたサーバの死活状態をロードバランサは考慮せずに選択する。
- ウ複数のサーバそれぞれにグローバルIPアドレスの固定割当てが必要になる。
- エヘルスチェックに失敗しているサーバをロードバランサは選択しない。
解き方のヒントを見る
方式を比べるための着眼点
ロードバランサ方式を整理するときは、負荷をどのような情報で判断し、振り分け後の状態をどう扱う設計なのかに注目しましょう。名称や印象ではなく、判断材料と運用上の影響を対応づけて考えることが大切です。
この問題で問われていること
各方式の違いを、振り分けの判断に使う情報と、その判断が利用者やサーバの状態へ及ぼす影響という一つの観点から読み取り、説明の前提と結果が整合しているかを確認しましょう。
視点
方式を比較する際は、まず「何を観測して判断するか」を捉え、その判断によってどのような状態が維持・変化し得るかを考えます。仕組みの名称を暗記するより、入力となる情報と運用上の帰結を結びつけて整理すると、説明の違いを落ち着いて確認できます。
確認ポイント
- 判断に使われる情報の種類に注目する
- 振り分け後の状態への影響を考える
- 説明の前提と結果が対応しているか確認する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
ロードバランサ方式では、複数のサーバに通信を振り分けるだけでなく、ヘルスチェックによって稼働状況を確認し、障害のあるサーバを振り分け対象から外します。
理由
ロードバランサは、複数のサーバへ要求を分散させる装置です。ヘルスチェックでサーバの稼働状態を確認し、応答できないサーバを選択対象から外すことで、障害発生時にもサービスへの影響を抑えます。したがって、最も適切なのはエです。
比較
ブラウザのキャッシュはクライアント側で要求を減らす仕組みであり、ロードバランサによる振り分けそのものの特徴ではありません。また、ロードバランサはサーバの状態を考慮して選択し、各サーバへのグローバルIPアドレス固定割当ても必須ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。ブラウザのキャッシュは、過去に取得したデータを利用してWebサーバへのアクセス回数を減らすクライアント側の機能です。負荷が均等に分散しない可能性を示す説明ではありますが、ロードバランサ方式そのものの特徴を表していません。
選択肢イ
これは不正解だよ。ロードバランサは、接続先サーバが稼働しているか、要求を処理できる状態かを確認して振り分けます。死活状態を考慮せずに選択すると、停止中のサーバへ要求を送り、利用者がサービスを受けられなくなるおそれがあります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ロードバランサ方式では、利用者が個々のサーバへ直接接続するのではなく、ロードバランサを介して要求を振り分けます。そのため、複数サーバそれぞれへのグローバルIPアドレス固定割当てが必須になるわけではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ロードバランサはヘルスチェックによって各サーバの稼働状態を確認し、チェックに失敗しているサーバを振り分け対象から外します。これにより、停止中や障害中のサーバへ要求を送ることを避け、サービスの可用性を高められます。
学習のポイント
ロードバランサの負荷分散機能と、ヘルスチェックによる可用性確保の関係を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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