DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成31年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問4

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロパティグラフを表した図のデータモデルを適切に解釈したオブジェクト図はどれか。ここで,モデルの表記にはUMLを用いる。
ノード,エッジ,プロパティのUMLデータモデルと,東京・新宿のノード,中央線・山手線のエッジ,時間のプロパティを配置した四つのオブジェクト図。
ノード,エッジ,プロパティのUMLデータモデルと,東京・新宿のノード,中央線・山手線のエッジ,時間のプロパティを配置した四つのオブジェクト図。

選択肢

  1. ア
    図ア
  2. イ
    図イ
  3. ウ
    図ウ
  4. エ
    図エ
解き方のヒントを見る

対応関係を丁寧に整理する視点

要素の名前だけで判断せず、図に表された対象・つながり・付加情報が、データモデル上でどの役割に対応しているかを段階的に見比べる視点を持ちましょう。全体の構造を保ったまま確認することが大切です。

この問題で問われていること

一つの要素を単独で読むのではなく、対象同士の関係と、対象や関係に付随する情報の置かれ方に注目し、図とモデルの対応を同じ粒度で照合することに集中してください。

視点

図の表現をそのまま暗記するのではなく、対象、関係、付加情報という観点で構造を分けて捉え、両方の表現を同じ意味のまとまりとして比較します。

確認ポイント

  • 各要素が何を表しているかを、周囲との関係を含めて確認する。
  • 情報が対象と関係のどちらに結び付いているかを丁寧に照合する。
  • 図の一部だけで決めず、全体のつながりが自然に対応しているかを見る。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

正しいオブジェクト図はイです。エッジはノード同士を結び、プロパティはノードまたはエッジの一方に所属する。UMLの多重度と、同時所属を認めない制約を各図に適用すると判定できる。

理由

モデルでは、エッジはノードとの関連をもち、プロパティはノードまたはエッジに関連する。ただし、プロパティがノードとエッジへ同時に所属することは制約で禁止されている。また、各関連の0..1や0..*の多重度も満たす必要がある。

比較

イは、N01とN02をE01が結び、P01がE01に所属しているため、ノード・エッジ間の構造とプロパティの排他制約を満たす。他の図は、エッジ同士を結ぶ、1つのプロパティを複数ノードに結ぶ、またはノードとエッジへ同時所属させる点でモデルと一致しない。

選択肢ア

これは不正解だよ。図アはE01とE02を直接結ぶ構造になっており、ノードを介してエッジを関連付けるモデルの構造と一致しない。プロパティの所属先以前に、エッジ同士のリンクがUMLで示された関連の種類に反している。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。図イではN01とN02がE01によって結ばれており、エッジとノードの関連がモデルに合っている。さらにP01はE01側だけに所属し、ノードとエッジへの同時所属を禁じる制約にも反していない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。図ウではP01がN01とN02の両方に関連付けられている。プロパティ側のノードとの多重度は0..1なので、1個のプロパティが複数のノードに所属するこの構造はモデルの多重度を満たさない。

選択肢エ

これは不正解だよ。図エではP01がN01とE01に、P02がN02とE02にそれぞれ関連付けられている。各プロパティがノードとエッジへ同時に所属しており、図中の「同時には成立しない」という制約に反する。

学習のポイント

UMLの多重度と制約をオブジェクト図のリンクへ適用する方法を学ぶ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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