DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成30年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア算術演算によって得られた属性の組である。
- イ実表を冗長にして利用しやすくする。
- ウ導出表は名前をもつことができない。
- エビューは導出表の一つの形態である。
解き方のヒントを見る
表の種類と性質の対応を定義から確かめる
関係データベースで使われる表に関する用語は、名前の印象だけで性質を判断すると取り違えやすい分野です。各用語が教科書などでどう定義されているかを思い出し、問われている性質がその定義と矛盾しないかを一つずつ照合する姿勢で取り組みましょう。
この問題で問われていること
表の種類を問う問題では、それぞれの表がどのような役割として定義されているのかという核心を押さえることが鍵です。似た名称どうしを混同していないか、自分の理解を言葉で説明できるかを確かめながら検討してください。
視点
データベース分野の用語は、日常語の感覚で解釈すると意味がずれることがあります。検討の軸は『用語の定義と、述べられている性質が整合しているか』の一点です。まず各用語を自分の言葉で定義し直し、その定義から自然に導ける性質かどうかを考えます。定義があいまいな用語があれば、その部分が判断の分かれ目になりやすいので、特に丁寧に見直すとよいでしょう。
確認ポイント
- 登場する用語それぞれについて、名称の印象ではなく定義を自分の言葉で説明できるか
- 述べられている性質が、その用語の定義から無理なく導けるものかどうか
- 名称が似た用語どうしで、定義を取り違えたまま判断していないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
導出表は、既存の表から問い合わせや関係演算などによって導き出される表です。ビューは導出表の一形態であり、導出表に関する適切な記述はエです。
理由
導出表とは、既存の表に対する操作や問い合わせの結果として得られる表を指します。ビューは問い合わせによって定義され、利用者から表のように扱えるため、導出表の一つの形態に該当する。
比較
導出表は算術演算だけで得られるものではなく、実表を冗長にすることを目的とするものでもない。また、導出表には名前を付けて定義できる場合がある。
選択肢ア
これは不正解だよ。導出表は算術演算によって得られた属性の組だけを指すものではない。関係演算や問い合わせによって表全体または一部を導出する場合も含まれるため、算術演算に限定している点が誤りである。
選択肢イ
これは不正解だよ。導出表は、既存の表を冗長にして利用しやすくするための表ではない。実表などを基に操作や問い合わせで導出される表を指す概念であり、冗長化を目的とする説明とは一致しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。導出表であっても、定義した表やビューに名前を付けて利用できる場合がある。名前をもつことができないと一律に説明しているため、導出表の定義や利用方法を正しく表していない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ビューは、実表そのものではなく、問い合わせによって実表などから導出される表を利用者に提供する仕組みである。そのため、ビューは導出表の一つの形態であるという説明が適切である。
学習のポイント
実表、導出表、ビューの関係と、それぞれの役割を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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