DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成29年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア外部から見た振る舞いを変更せずに保守性が高いプログラムに書き直す。
- イソースコードから設計書を作成する。
- ウソフトウェア部品を組み合わせてシステムを開発する。
- エプログラムの修正が他の部分に影響していないかどうかをテストする。
解き方のヒントを見る
保守改善を考えるための視点
保守に関する改善手法を検討するときは、名称や印象だけで判断せず、どの課題を対象にし、変更の範囲と期待する効果をどう結び付けて説明しているかを確認しましょう。また、適用する場面との整合性にも注目します。
この問題で問われていること
一つの観点として、各記述が示す改善の目的と、保守作業のどの段階に関係する説明なのかを対応付けて読み、対象・目的・影響のつながりに無理がないかを確認してください。
視点
改善手法を比べる際は、まず対象となる課題を明確にし、次に変更の対象、関係する作業、期待される成果を同じ基準で整理します。記述の一部だけでなく、全体の因果関係が自然かを見ます。
確認ポイント
- 改善の目的と対象となる課題が対応しているか
- 説明される作業の段階を取り違えていないか
- 期待される影響が目的と矛盾していないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
リファクタリングとは、外部から見たソフトウェアの振る舞いを変えずに、プログラムの内部構造を整理し、理解しやすさや保守性を高める作業です。したがって、アが該当する。
理由
リファクタリングは、利用者から見える機能や振る舞いを維持したまま、ソースコードの構造を整理することで、可読性や保守性を向上させる。外部仕様を変更する機能追加とは区別される。
比較
設計書の作成はリバースエンジニアリング、部品を組み合わせる作業は統合・構成、修正の影響を確認するテストは検証に関する説明であり、リファクタリングそのものの定義ではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。外部から見た振る舞いを変更せず、プログラムの内部構造を整理して保守性を高めるという説明は、リファクタリングの定義に合致する。機能を変えずに、読みやすさや修正しやすさを改善する点が根拠である。
選択肢イ
これは不正解だよ。ソースコードから設計書を作成する作業は、既存のプログラムを分析して設計情報を抽出する活動に当たる。文書化やリバースエンジニアリングに関する説明であり、内部構造を改善するリファクタリングの定義ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ソフトウェア部品を組み合わせてシステムを開発する説明は、部品の統合や構成に関する活動を示している。既存プログラムの外部的な振る舞いを保ちながら内部構造を改善するリファクタリングとは目的が異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。プログラムの修正が他の部分へ影響していないかをテストするのは、修正後の影響や回帰を確認する検証作業である。リファクタリング後に必要となる場合はあるが、リファクタリング自体の定義を説明したものではない。
学習のポイント
リファクタリングと設計書作成、部品統合、影響確認テストの違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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