DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成27年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

外部割込みの要因となる事象として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    アクセスしようとしたページが主記憶に存在しないので,ページフォールトが発生した。
  2. イ
    システム管理命令を一般ユーザモードで実行しようとしたので,特権命令違反が発生した。
  3. ウ
    数値演算命令を実行したときに,除数が小さ過ぎたので,演算オーバフローが発生した。
  4. エ
    入出力動作が終了したので,DMAコントローラからプロセッサへの通知が発生した。
解き方のヒントを見る

割込み要因を整理する視点

外部から処理へ影響が伝わる場面を考えるときは、発生源と伝達の契機を混同せず、問題文が求める分類の軸を読み取ることが重要です。用語の印象だけで決めず、同じ基準で整理しましょう。

この問題で問われていること

選択肢を比べる前に、問われている「種類」がどのような分類軸を指しているかを読み取り、その軸に関係する記述だけを抜き出して比較し、別の観点からの説明を混ぜないように確認してください。

視点

分類問題では、まず対象をどの基準で分けているかを明確にし、各記述を同じ基準にそろえて読むと、知識の連想や用語の印象に引きずられにくくなります。

確認ポイント

  • 問題文が求めている分類の基準を一つに定める
  • 各選択肢を同じ基準で読み、説明の対象をそろえる
  • 別の分類軸や用語の印象を判断材料に混ぜない
正解と解説を見る

正解

エ

解説

外部割込みは、入出力装置やDMAコントローラなどプロセッサ外部の装置が、処理の完了や状態変化をプロセッサへ通知することで発生する。命令実行中にCPUが検出する異常は内部例外です。

理由

ページフォールト、特権命令違反、演算上の異常は、いずれもプロセッサが命令を実行する過程で検出する事象です。一方、入出力動作の完了をDMAコントローラが通知する場合は、プロセッサ外部の装置からの通知となる。

比較

選択肢を、命令実行に伴ってCPU内部で発生する例外と、入出力装置など外部の装置が処理完了を知らせる外部割込みに分けて考えると、設問の分類基準を適用できる。

選択肢ア

これは不正解だよ。ページフォールトは、アクセス対象のページが主記憶にないことを、命令実行中にプロセッサが検出して発生する。したがって、外部装置からの通知ではなく、CPU内部で発生する例外に分類される。

選択肢イ

これは不正解だよ。一般ユーザモードでシステム管理命令を実行しようとした際の特権命令違反は、実行中の命令に関する異常をプロセッサが検出したものである。外部機器が発生させる外部割込みではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。数値演算命令の実行時に演算上の異常が検出される事象は、命令処理の過程でプロセッサ内部が扱う例外である。入出力装置など外部から通知される外部割込みには該当しない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。入出力動作の終了をDMAコントローラが検知し、その完了をプロセッサへ通知する事象は、プロセッサ外部の装置を発生源とする。したがって、外部割込みの要因となる。

学習のポイント

外部割込みと内部例外は、発生源と発生契機で区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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