DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成24年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問25

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

共通フレーム 2007の企画プロセスのアクティビティ“システム化構想の立案”で実施すべきタスクはどれか。

選択肢

  1. ア
    業務モデルの作成
  2. イ
    全体開発スケジュールの作成
  3. ウ
    対象業務のシステム課題の定義
  4. エ
    対象となる業務の明確化
解き方のヒントを見る

企画プロセスの順序を見極める視点

共通フレームの企画プロセスを整理するときは、各活動の目的と、前後で受け渡される情報に注目し、作業の役割がどのように移り変わるかを丁寧に確認しましょう。個々の語句を単独で決め手にしないことが大切です。

この問題で問われていること

一つの観点として、各活動が何を準備し、次の活動が何を受け取る想定かを照合してください。名称の印象ではなく、成果物と検討目的のつながりから順序を考えます。全体の流れを一つずつ比較してください。

視点

企画活動の順序を考える際は、活動名だけで判断せず、目的、入力となる情報、作成または更新される成果物、次に必要となる判断材料を並べて整理します。段階が変わる境目では、検討対象が広がるのか、具体化するのか、評価に移るのかという役割の変化を確認すると、用語に引きずられにくくなります。

確認ポイント

  • 各活動の目的と、そこで扱う対象が対応しているか確認する
  • 前の活動で得られる情報が、次の検討に使える形か見直す
  • 活動名の語感ではなく、成果物と判断のつながりを記録する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

共通フレーム2007の企画プロセスでは、システム化構想の立案において、まず対象となる業務を明確にすることが重要です。

理由

システム化構想の立案では、何を対象にシステム化するのかを明らかにし、構想の前提となる業務範囲を整理する。したがって、対象業務の明確化がこの活動に適したタスクです。

比較

業務モデルの作成や全体開発スケジュールの作成は、より具体的な業務分析・開発計画に関わる作業です。また、システム課題の定義も対象業務を明確にした後に整理すべき内容として考えられる。

選択肢ア

これは不正解だよ。業務モデルの作成は、対象業務の流れや構造を具体的に分析・整理する作業である。設問の活動であるシステム化構想の立案では、その前提として対象範囲を明らかにすることが優先されるため、この選択肢は適切ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。全体開発スケジュールの作成は、システム化の対象や実施方針が整理された後、開発計画を具体化する段階の作業である。企画プロセスのシステム化構想を立案するタスクとしては、位置付けが後段になる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。対象業務のシステム課題の定義は、業務上の問題やシステム化による解決事項を具体的に整理する作業である。まず対象となる業務の範囲を明確にする必要があり、この選択肢は設問の活動に直接対応しない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。システム化構想を立案するには、最初にどの業務を対象として検討するのかを明確にする必要がある。対象業務の明確化は、後続の課題定義、業務分析、開発計画の前提となるため、この活動で実施すべきタスクである。

学習のポイント

企画段階のタスクと、設計・開発計画段階のタスクを区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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