DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成21年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ディスクアレイの構成方式の一つであるRAIDに関する記述のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    RAID1,RAID2,RAID3は非冗長構成であり,RAID4,RAID5は冗長構成である。
  2. イ
    RAID1は,ディスクアレイのうちの数台を更新ログの格納に用いる。
  3. ウ
    RAID4は,ミラーディスクを使用した構成方式である。
  4. エ
    RAID5は,パリティブロックをディスクアレイ内に分散させる方式である。
解き方のヒントを見る

構成方式を比較する視点整理

各方式を覚えた名称だけで判断せず、設問が尋ねる目的と、データの扱い・障害への備え・利用上の制約という観点をそろえて読み、同じ基準で選択肢を比較して最後まで整理しましょう。

この問題で問われていること

この問題では、方式名の印象ではなく、設問が重視している評価軸を一つ選び、その軸に関する説明が一貫しているかを確認することに集中します。ほかの知識へ広げず、問いの主眼を見失わないようにしましょう。

視点

比較するときは、まず問いが求める観点を読み取り、各選択肢を同じ評価軸に置いて、説明の対象・前提・結果のつながりを点検します。用語の連想だけで決めず、文中の条件と主張の対応を丁寧に確認しましょう。

確認ポイント

  • 設問が比較の中心に置く観点を一つ特定する
  • 各選択肢の説明が同じ前提で書かれているか読む
  • 主張と根拠の対応に飛躍や取り違えがないか点検する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

RAID5は、データ復旧に用いるパリティブロックを特定の1台に集中させず、ディスクアレイ内の複数ディスクへ分散配置する方式です。したがって適切なのはエです。

理由

RAID5では、データを複数ディスクに分散して格納し、障害時の復旧に必要なパリティブロックもディスクアレイ内に分散させる。特定のディスクだけにパリティを集中させない点が特徴です。

比較

RAID1はデータをミラーリングする方式であり、更新ログ用のディスクを設ける方式ではありません。また、RAID4はパリティを専用ディスクに配置する方式で、RAID5とはパリティの配置方法が異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。RAID1はミラーリングによって冗長性を持ち、RAID2やRAID3も誤り訂正符号やパリティなどを用いて冗長情報を備える方式である。一方、RAID4とRAID5だけを冗長構成とする説明は、各方式の性質と一致しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。RAID1の特徴は、同じデータを複数のディスクに複製して保存するミラーリングである。ディスクアレイの数台を更新ログの格納に使う方式ではないため、この説明はRAID1の構成上の役割を取り違えている。

選択肢ウ

これは不正解だよ。RAID4は、データを複数ディスクに分散し、パリティを専用ディスクに格納する方式である。ミラーディスクを使用して同一データを複製する構成はRAID1の特徴であり、RAID4の説明としては適切ではない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。RAID5は、データを複数のディスクに分散するとともに、障害復旧用のパリティブロックもディスクアレイ内へ分散配置する方式である。パリティを専用ディスクに固定するRAID4と異なる点を正しく述べている。

学習のポイント

RAID各方式の冗長化方式とパリティ配置の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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