DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成21年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問14
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アディメンションテーブル
- イデシジョンテーブル
- ウハッシュテーブル
- エファクトテーブル
解き方のヒントを見る
分析要件と表構造の対応を読む
データウェアハウスの表設計を考えるときは、分析したい対象・切り口・集計単位を整理し、それらが表の役割や関連の持ち方にどう対応するかを順に確認します。個別の選択肢はこの観点で比較します。
この問題で問われていること
一つの分析要件を、何を測るのか、どの粒度で記録するのか、どの切り口で参照するのかに分け、表の責務と結び付けて考えられるかを確認しましょう。
視点
分析対象となる出来事と、それを説明する分類情報を区別して整理します。さらに、記録の細かさと利用者が求める集計の単位が対応しているかを確認し、表同士の役割を個別に捉えます。
確認ポイント
- 分析対象となる出来事の単位が、要件の集計単位と一致しているか
- 集計したい値と、分類・検索に使う属性が混同されていないか
- 必要な切り口をたどる関係が、表の役割として無理なく説明できるか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
スタースキーマでは、分析対象となる取引の事実や測定値を格納するテーブルと、商品・顧客・日時などの分析軸を格納するテーブルを分けます。取引データを格納するのはファクトテーブルです。
理由
正答はエのファクトテーブルです。ファクトテーブルは、売上や数量など、分析対象となる業務上の事実・取引データを格納します。ディメンションテーブルにある商品、顧客、日時などのキーと関連付けて集計や分析を行います。
比較
ディメンションテーブルは分析の切り口となる属性情報、デシジョンテーブルは一般的なスタースキーマの構成要素ではなく、ハッシュテーブルはハッシュ検索のためのデータ構造です。したがって、取引データを格納する役割とは一致しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。ディメンションテーブルは、商品や顧客、日時など、取引を分類・集計するための分析軸や属性情報を格納するテーブルです。分析対象となる取引そのものを格納する役割ではないため、この設問の条件には当てはまりません。
選択肢イ
これは不正解だよ。デシジョンテーブルは、スタースキーマで取引データを格納するテーブルとして用いられる名称ではありません。設問で問われているのは、分析対象となる取引の事実や測定値を保持する構成要素なので、この選択肢は該当しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ハッシュテーブルは、キーから格納場所を効率よく求めるためのデータ構造であり、スタースキーマにおける取引データ格納用のテーブルではありません。データウェアハウスの分析対象を表す役割とは異なります。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ファクトテーブルは、売上や数量などの取引に関する事実や測定値を格納するテーブルです。スタースキーマでは、ディメンションテーブルの分析軸と関連付けて、蓄積した取引データを集計・分析します。
学習のポイント
ファクトとディメンションの役割を、格納する情報の種類から区別しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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