AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
令和3年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アID で結合
- イ差
- ウ直積
- エ和
解き方のヒントを見る
関係演算を整理する一つの視点
関係演算を学ぶときは、名称を暗記するだけでなく、操作の前後でどのような関係が扱われるかという一つの観点に絞って、問題文の記述と照らし合わせて丁寧に順に整理します。
この問題で問われていること
各選択肢を読む際には、入力として想定される関係と、操作後に注目される結果の関係がどう説明されているかだけを確認し、用語の印象や語感だけで判断しないようにします。
視点
関係演算の整理では、操作名から連想を広げすぎず、入力と出力の対応に注目して説明を読みます。同じ分野の用語でも、対象と結果の捉え方を区別して比較すると、学習上の位置づけを落ち着いて確認できます。
確認ポイント
- 操作の前後で、扱う関係がどのように説明されているか。
- 入力と結果の対応に関する記述が、問題文の条件と合っているか。
- 用語の印象ではなく、説明の焦点が同じ観点で保たれているか。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
RにはIDが0001、0002、0003の3行があり、SにはIDが0001、0002の2行がある。XにはRの行に加えて、Sにある異なる属性値の行が含まれているため、二つの関係を合わせる和に該当する。
理由
RとSを合わせると、Rの3行にSの2行が加わる。ただし、IDが0001で属性値が同じ行は重複して一つとして扱われる。一方、IDが0002でAの値が異なる行は別の行として残るため、Xは両方の関係の行を合わせた結果です。
比較
差なら一方の関係にだけ存在する行を取り出し、直積なら両関係の行を組み合わせて属性数と行数が増える。IDで結合なら共通するIDを条件に属性を結合するが、Xの表はRとSの属性を増やさず、行をまとめた形になっている。
選択肢ア
これは不正解だよ。IDで結合すると、共通するIDを条件として関係を組み合わせ、通常は結合対象の属性を結果に持たせる。Xは列がID、A、Bのままで、RとSの行を合わせた構成になっており、結合による属性追加や結合結果の形とは一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。差は、一方の関係に存在して他方には存在しない行を取り出す演算である。XにはRの全行だけでなく、SにあるID 0002、Aがaの行も含まれているため、一方の関係から他方の行を除いた結果ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。直積はRとSの各行を相互に組み合わせるため、結果の行数が大きく増え、両関係の属性を持つ形になる。Xは各行を相互組合せした表ではなく、列構成を保ったまま行をまとめた表なので、直積とは異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。和は、同じ属性構成をもつ二つの関係について、両方に含まれる行を一つにまとめる演算である。RとSの共通行は重複させず、SにだけあるID 0002、Aがaの行も加わるため、Xの4行と一致する。
学習のポイント
和、差、結合、直積の結果の行構成を表から判定する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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