AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成27年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア1 週間の労働時間は,チームで相談して自由に決める。
- イソースコードの再利用は,作成者だけが行う。
- ウ単体テストを終えたプログラムは,すぐに結合して,結合テストを行う。
- エプログラミングは 1 人で行う。
解き方のヒントを見る
アジャイル実践を見極める視点
アジャイル開発の記述を読むときは、個別の用語や印象に引きずられず、チームが変化を受け止めながら価値提供を調整する流れに注目して整理しましょう。その関係性を確認します。
この問題で問われていること
確認する観点は、計画を固定して進めるかではなく、短い区切りで成果を確認し、得られた情報を次の作業や優先順位の見直しにつなげる循環が説明されているかです。
視点
アジャイルの実践内容を整理するときは、活動を単独で評価せず、成果の確認、学びの共有、次の判断という一連のつながりを捉えます。表現の細部より、変化への対応と継続的な調整がどのように結び付いているかを読み取りましょう。
確認ポイント
- 成果を確認する場面と、その後の判断がつながっているか
- 得られた情報が次の作業や優先順位に反映される流れか
- 個別の活動ではなく、チーム全体の継続的な調整として説明されているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
XPでは、チームで協力して開発し、単体テストや結合テストを早期かつ継続的に行います。これにより、問題を早く発見して修正しやすくします。
理由
XPは、短いサイクルで開発とテストを繰り返し、動作するソフトウェアを継続的に改善する開発手法です。単体テスト後に速やかに統合することは、問題の早期発見につながります。
比較
XPでは、開発者が協力して作業し、コードや知識を特定の個人だけに限定しません。また、無理な長時間労働を前提にせず、継続可能なペースで開発します。
選択肢ア
これは不正解だよ。XPでは、チームで相談すること自体は重視されますが、1週間の労働時間を単に自由に決めるという意味ではありません。継続して開発できる持続可能なペースを保つ考え方と一致しないため、不適切です。
選択肢イ
これは不正解だよ。XPは、開発者同士が協力して知識やコードを共有することを重視します。ソースコードの再利用を作成者だけに限定すると、チームでの共同作業や知識共有を妨げるため、XPの実践として適切ではありません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。XPでは、単体テストを行ったプログラムを早く統合し、結合テストなどで動作を確認します。統合を先送りせず継続的に確認することで、問題の発見と修正を早められるため、適切なプラクティスです。
選択肢エ
これは不正解だよ。XPでは、開発者が協力して作業することを重視し、代表的な実践としてペアプログラミングも用いられます。プログラミングを常に1人だけで行うという考え方は、XPの協調的な開発方針に反します。
学習のポイント
XPの代表的なプラクティスと、協調的な開発の考え方を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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