AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

平成26年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問15

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

SSHの説明はどれか。

選択肢

  1. ア
    MIMEを拡張した電子メールの暗号化とディジタル署名に関する標準
  2. イ
    オンラインショッピングで安全にクレジット決済を行うための仕様
  3. ウ
    対称暗号技術と非対称暗号技術を併用した電子メールの暗号化,復号の機能をもつ電子メールソフト
  4. エ
    リモートログインやリモートファイルコピーのセキュリティを強化したツール及びプロトコル
解き方のヒントを見る

SSHを考えるための確認軸

SSHに関する設問では、名称や印象だけで判断せず、利用される場面と、通信や接続を成立させるために何を保護・管理する仕組みなのかを、選択肢ごとに同じ観点で読み比べて整理しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点として、説明が示す目的と利用場面の対応関係に注目してください。誰が何のために使う説明なのかを読み取り、細かな用語の印象ではなく、役割の一致度を比較して考えます。

視点

SSHを学ぶときは、まず説明の目的、利用者、対象となる接続や通信、守ろうとしている対象を切り分けます。そのうえで、設問の記述がどの要素に触れているかを整理し、同じ基準で比較します。

確認ポイント

  • 説明の目的と利用場面が結び付いているか確認する
  • 誰が何のために使う説明かを整理する
  • 役割の一致度を同じ基準で比べる
正解と解説を見る

正解

エ

解説

SSHは、ネットワーク越しのコンピュータ操作やファイル転送を、認証や暗号化によって安全に行うためのツール及びプロトコルです。

理由

SSHはSecure Shellの略称で、ネットワークを介したリモートログインやリモートファイルコピーの安全性を高めるために利用される。したがって、設問では遠隔操作とファイル転送のセキュリティに関する説明が該当する。

比較

他の選択肢は、電子メールの暗号化・署名、オンライン決済、電子メールソフトの機能を説明している。これらはSSHが主な対象とする遠隔接続やファイル転送とは、利用目的と適用範囲が異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。MIMEを拡張した電子メールの暗号化とディジタル署名に関する標準という説明であり、対象は電子メールの保護である。SSHの中心はメール形式やメール署名の標準ではなく、遠隔のコンピュータへ接続する通信の安全確保なので、設問の説明とは一致しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。オンラインショッピングで安全にクレジット決済を行うための仕様という説明は、電子商取引における決済処理の安全性を扱うものである。SSHは買い物やクレジット決済の仕様ではなく、リモートログインやファイル転送の通信を保護するための仕組みである。

選択肢ウ

これは不正解だよ。対称暗号技術と非対称暗号技術を併用して電子メールを暗号化・復号する機能をもつ電子メールソフトの説明であり、保護対象はメールである。SSHは電子メールソフトではなく、遠隔接続やファイルコピーのセキュリティを強化するツール及びプロトコルなので該当しない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。SSHは、ネットワークを介したリモートログインを安全に行い、リモートファイルコピーなどの通信も保護するためのツール及びプロトコルである。電子メールやオンライン決済を対象とする仕組みではなく、遠隔操作とファイル転送の安全性を高める説明がSSHに一致する。

学習のポイント

通信技術は、保護対象と利用場面を対応させて覚えることが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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