AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成24年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アインスペクション
- イウォークスルー
- ウパスアラウンド
- エペアプログラミング
解き方のヒントを見る
レビュー結果の読み取り方
レビュー技法を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、誰が何を目的に確認し、その結果をどの工程へ生かすのかという役割のつながりに注目して整理します。記述同士の関係を比べ、説明の軸がぶれていないかを落ち着いて確認しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、各記述が示す活動の目的と利用場面の関係を一つの軸で読み取り、対象・実施時点・得られる情報が整合しているかを文章全体から確かめてください。細かな言葉の一致より、役割の対応を優先して読みます。
視点
レビュー技法は、参加者や手順の呼び名を暗記するより、確認活動が何を支援するために置かれているかを捉えると整理しやすくなります。記述を読んだら、目的、関与する立場、実施のタイミング、結果の扱いが同じ方向を向いているかを照合し、表面的な語句ではなく役割の対応関係から判断します。
確認ポイント
- 記述が示す確認活動の主な目的は何か。
- その活動に関与する立場と、確認する対象の関係は自然か。
- 得られた結果が、どの判断や次の作業につながる説明になっているか。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
作成者以外のモデレータがレビューを主導し、公式な記録と分析を行う特徴はインスペクションに該当します。他の選択肢は主導方法や活動目的が異なります。
理由
インスペクションは、作業成果物の作成者以外のモデレータがレビューを主導し、検出した問題などを公式に記録・分析する、規律のあるレビュー技法です。問題文の二つの特徴に一致します。
比較
ウォークスルーは通常、作成者が成果物を説明しながら参加者と確認する技法です。パスアラウンドは成果物を複数の参加者へ回覧して確認を求める方法で、ペアプログラミングは二人が共同でプログラムを作成する開発手法です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。インスペクションは、作業成果物の作成者以外の参加者がモデレータとしてレビューを主導する技法です。さらに、検出した問題やレビュー結果について公式な記録と分析を行うため、設問に示された二つの特徴に一致します。
選択肢イ
これは不正解だよ。ウォークスルーは、一般に作業成果物の作成者が内容を説明し、参加者から意見や指摘を受けながら確認する技法です。作成者以外のモデレータが主導し、公式な記録と分析を行うという設問の特徴とは異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。パスアラウンドは、作業成果物を複数の参加者へ順に回覧し、それぞれから確認やコメントを得る方法です。設問のように、作成者以外のモデレータが会合を主導し、公式に記録・分析する技法を示すものではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。ペアプログラミングは、二人の開発者が一つのコンピュータを使い、相談しながら共同でプログラムを作成する開発手法です。成果物を対象とする正式なレビューの主導や、公式な記録・分析を特徴とする技法ではありません。
学習のポイント
レビュー技法は、主導者・進め方・記録方法の違いで整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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