AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

平成23年度特別 システム監査技術者 午前Ⅰ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

関係データベースにおいて,表の中から特定の列だけを取り出す操作はどれか。

選択肢

  1. ア
    結合(join)
  2. イ
    射影(projection)
  3. ウ
    選択(selection)
  4. エ
    和(union)
解き方のヒントを見る

データ操作を見分ける視点

関係データベースの操作を考えるときは、処理後に何を変えたいのかを先に整理し、対象・結果・影響範囲の対応を落ち着いて確認しましょう。用語の印象だけで判断せず、問いが求める目的との一致を見ます。

この問題で問われていること

一つの観点として、操作の目的と処理によって変化する対象の関係に注目してください。対象が何で、どの状態を変えたいのかを問題文の条件に沿って整理します。周辺の情報に引きずられず確認します。

視点

操作名を記憶だけで当てはめるのではなく、入力となるデータ、期待する結果、変更が及ぶ範囲という観点で整理すると、似た用語を比較しやすくなります。

確認ポイント

  • 操作の目的が何かを確認する
  • 変化の対象が何かを整理する
  • 影響範囲が問いの条件と合っているか確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

関係データベースで表から特定の列だけを取り出す操作は、属性を選び出す関係演算です。列を対象にする操作と、行や複数の表を対象にする操作を区別します。

理由

射影は、関係(表)から必要な属性、つまり列を選び出す操作です。したがって、表の中から特定の列だけを取り出すという設問の説明に一致します。

比較

選択は条件に合う行を取り出す操作、結合は複数の表を関連付ける操作、和は同じ構造の表を統合する操作です。列の抽出とは対象が異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。結合(join)は、共通する属性などを手掛かりに複数の表を関連付け、一つの結果にまとめる操作です。単一の表から、指定された列だけを取り出す操作を表していません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。射影(projection)は、関係データベースの表から必要な属性、つまり列を選び出す操作です。設問の「表の中から特定の列だけを取り出す」という内容に一致します。

選択肢ウ

これは不正解だよ。選択(selection)は、指定した条件を満たす行を取り出す操作です。取り出す対象が列ではなくレコードの集合であるため、特定の列だけを抽出する設問の説明とは異なります。

選択肢エ

これは不正解だよ。和(union)は、同じ構造をもつ複数の表の行を合わせて一つの関係にする操作です。表から特定の列を選び出す操作ではなく、複数の関係を統合する点が異なります。

学習のポイント

射影・選択・結合・和の対象と働きを、列・行・表の観点で整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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