AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成21年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アPOP3
- イPPP
- ウSMTP
- エUDP
解き方のヒントを見る
受信処理の役割を整理する視点
メール受信に関する設問では、名称の暗記だけで判断せず、どの段階の処理を担うものか、利用者とサーバの間で何が行われるのかを切り分けて考えると、各記述の意味を比較しやすくなります。
この問題で問われていること
確認の中心は、対象がメール処理のどの段階に関係するかです。設問中の主語と処理の目的を対応させ、送受信の流れのどこを説明しているかという一点だけに、落ち着いて注目してください。
視点
名称の印象に頼らず、処理の目的と通信の流れの位置づけを抽象化し、説明がどの役割に関係するかを整理する。
確認ポイント
- 対象が担う処理の目的を一文で言い換えられるか
- 通信の流れのどの段階を説明しているか確認する
- 利用者側とサーバ側の役割を混同していないか見直す
正解と解説を見る
正解
ア
解説
メールサーバから利用者が電子メールを取り出す処理には、メール受信に用いるプロトコルを使用する。POP3はサーバに保存されたメールをクライアントが取得するためのプロトコルです。
理由
POP3は、メールサーバに蓄積された電子メールを、利用者のメールソフトが取り出すためのアプリケーション層プロトコルです。したがって、設問の処理に該当する。
比較
SMTPは主にメールの送信やサーバ間転送に使われる。PPPは通信回線上でデータリンクを確立するプロトコルであり、UDPはデータグラム配送を担うトランスポート層プロトコルです。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。POP3は、メールサーバに保存されている電子メールを、利用者のメールソフトがサーバから取り出すために使うプロトコルである。設問が問う受信処理の目的と一致するため、この選択肢が適切である。
選択肢イ
これは不正解だよ。PPPは、電話回線や専用回線などのポイントツーポイント接続で、データリンクを確立して通信するためのプロトコルである。メールサーバから電子メールを取り出すためのメール受信プロトコルではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。SMTPは、メールクライアントからメールサーバへ送信したり、メールサーバ間で電子メールを転送したりする際に用いられる。サーバに保存されたメールを利用者が取り出す処理には、別の受信プロトコルを使う。
選択肢エ
これは不正解だよ。UDPは、TCP/IPでデータを配送するトランスポート層のプロトコルであり、メールの送受信というアプリケーション固有の処理を担当しない。メールサーバから電子メールを取り出す専用プロトコルではない。
学習のポイント
SMTP・POP3・PPP・UDPの役割と、メール送受信における使い分けを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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