SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

令和3年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

Webシステムにおいて、 セッションの乗っ取りの機会を減らすために、 利用者のログアウト時にWebサーバ又はWebプラウザにおいて行うべき処理はどれか。ここで、 利用者は自分専用のPCにおいて、 Webブラウザを利用しているものとする。

選択肢

  1. ア
    WebサーバにおいてセッションIDを内蔵ストレージに格納する。
  2. イ
    Webサーバにおいてセッション D を無効にする。
  3. ウ
    WebブラウザにおいてキャッシュしているWebページをクリアする。
  4. エ
    WebプラウザにおいてセッションTIDを内蔵ストレージに格納する。
解き方のヒントを見る

午前I 問16:全部の命令を1回は通るには何ケース必要?

この問題は、迷路の中にあるチェックポイントを全部1回は踏むイメージだよ。図の各分岐ブロックにある命令の四角をすべて少なくとも1回実行するには、上段は3通り、中段は2通り、下段は3通りの命令の組合せを考える必要があるよ。通れる道をうまく共有してケース数を減らしても、最小で6ケース必要になるんだ。

この問題で問われていること

ポイントは、命令網羅は「すべての命令を少なくとも1回実行すること」、分岐網羅は「分岐の結果をすべて通ること」という違いを押さえることだよ。そのうえで、どの経路を一緒にカバーできるかを整理して、最小のテストケース数を数えよう。

Statement Coverage

cover every statement block at least once with minimal path set

upper 3 blocks\nmiddle 2 blocks\nlower 3 blocks\nminimum tests = 6

確認ポイント

  • 全分岐の組合せ数をそのまま数えない。
  • 各命令矩形を 1 回以上通せばよい。
  • 共通経路でまとめられる分はまとめる。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは不正解だよ。セッションIDは、ログイン中の利用者を見分けるための「受付番号」みたいなもの。ログアウト時に大事なのは、その受付番号をしまっておくことではなく、「もう使えません」と無効にすることなんだ。合鍵を引き出しに保管しても、泥棒が同じ合鍵を持っていたら入れてしまう、というイメージだよ。

選択肢イ

これは正解だよ。ログアウト時には、Webサーバ側でセッションIDを無効にするのが重要なんだ。セッションIDはログイン状態を示す合鍵のようなものだから、ログアウトしたら「この合鍵はもう使えません」と鍵穴側で止める必要がある。もし誰かがそのIDを盗んでいても、無効化されていればなりすましに使えないよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。キャッシュを消すと、ブラウザに残っているページ表示のコピーは減らせるけど、セッションIDそのものがサーバで有効なままだと、乗っ取りは防ぎきれないんだ。古いレシートを捨てても、盗まれた会員カードがまだ使えるなら危ない、という感じだよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。ブラウザ側にセッションIDを保存するだけでは、乗っ取り対策にならないんだ。セッションIDは入館証のようなもので、盗まれた入館証がまだ有効なら、別の人でも入れてしまう。だからログアウト時は、保存場所を変えるより、サーバ側でそのIDを使えなくする必要があるよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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