SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

令和元年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問10

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

イーサネットで使用されるメディアアクセス制御方式であるCSMA/CDに関する記述として、 適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    それぞれのステーションがキャリア検知を行うとともに、 送信データの衝突が起きた場合は再送する。
  2. イ
    タイムスロットと呼ばれる単位で分割して、 同一周波数において複数の通信を可能にする。
  3. ウ
    データ送受信の開始時にデータ送受信のネゴシエーションとしてRTS/CTS方式を用い、 受信の確認はACKを使用する。
  4. エ
    伝送路上にトークンを巡回させ、 トークンを受け取った端末だけがデータを送信できる。
解き方のヒントを見る

EthernetのCSMA/CDは「話す前に聞いて、ぶつかったら出直す」方式だよ

Ethernet の CSMA/CD は、みんなで1本の道を使うイメージだよ。送信する前に「今、誰か使ってないかな?」と媒体を確認して、空いていれば送信する。もし同時に送って衝突したら、いったん送信をやめて、少しランダムに待ってからもう一度送る仕組みなんだ。

この問題で問われていること

ポイントは、CSMA/CD が「送信前に確認する」「衝突したら検出して再送する」方式だと見抜くことだよ。時間を順番に割り当てる TDMA、送信前に許可を取り合う RTS/CTS、順番札を回すトークンパッシングとは別物として区別しよう。

CSMA/CD

carrier sense + collision detection + retransmission

sense carrier\ndetect collision\nretry

確認ポイント

  • タイムスロット分割方式ではありません。
  • RTS/CTS は無線 LAN 寄りです。
  • トークン巡回方式でもない。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。CSMA/CDは、各端末が「今だれか話していないかな?」と伝送路を確認して、空いていれば送信し、もし同時に話してぶつかったら少し待って再送する方式だよ。たとえるなら、廊下で声を出す前に周りが静かか確認して、もし他の人と同時に話して聞き取れなかったら、いったんやめて少し待ってから言い直す感じだね。

選択肢イ

これは不正解だよ。これはTDMAのように「時間を区切って順番に使う」方式の説明だね。たとえるなら、1つの窓口を10時から10時5分はAさん、10時5分から10時10分はBさん、みたいに時間予約で分ける感じ。CSMA/CDは時間割で順番を決める方式ではなく、まず通路が空いているか聞いて、ぶつかったらやり直す方式だよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。RTS/CTSやACKは、主に無線LANのCSMA/CAで使われる考え方だね。たとえるなら、無線では遠くの人の声が聞こえずぶつかりやすいので、「今しゃべっていい?」「いいよ」と先に確認してから話す感じ。CSMA/CDは有線LANで、送信中に衝突を検出して再送する方式なので、この説明とは違うよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。これはトークンパッシング方式の説明だね。たとえるなら、発言権の札をぐるぐる回して、その札を持っている人だけが話せる会議みたいなもの。CSMA/CDは札を待つ方式ではなく、各端末が自分で空き状況を確認して、衝突したら再送する方式だよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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