SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ
平成29年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア人脅威とは、 一つ以上の要因によって悪用される可能性がある、 資産又は管理策の弱点のことである。
- イ施弱性とは、 システム又は組織に損害を与える可能性がある、 望ましくないインシデントの潜在的な原因のことである。
- ウリスク対応とは、 リスクの大きさが、 受容可能か又は許容可能かを決定するために、 リスクグ分析の結果をリスクラ基準と比較するプロセスのことである。
- エリスク特定とは、 リスクを発見、 認識及び記述するプロセスのことであり、 リスク源、 事象、 それらの原因及び起こり得る結果の特定が含まれる。
解き方のヒントを見る
リスク特定は「どこに危なさがあるか」を見つける作業だよ
JIS Q 27000でいうリスク特定は、リスクを見つけて、気づいて、説明できる形にするプロセスだよ。たとえば家の防犯を考えるなら、「窓の鍵が壊れている」「人通りが少ない」「空き巣に入られるかもしれない」「盗難が起きるかもしれない」といった、リスクのもと、起こりそうな出来事、その原因、起きたときの結果を洗い出すイメージだよ。
この問題で問われていること
この問題では、脅威、脆弱性、リスク評価、リスク対応といった似た用語を混同しないことがポイントだよ。リスク特定は、まず危なそうなものを発見して整理する段階だと押さえよう。
リスク特定の定義
脅威は望ましくないインシデントの潜在的原因、脆弱性は弱点です。設問はリスク特定の定義を問うている。
リスク源 / 事象 / 原因 / 結果を特定\n-> リスク特定
確認ポイント
- 脅威と脆弱性の定義を逆にしない。
- リスク対応とリスク評価の定義も別です。
- 発見・認識・記述するプロセスを選ぶ。
正解と解説を見る
正解
エ
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア
これは間違いだよ。この説明は「脅威」ではなく「脆弱性」の説明だよ。脅威は泥棒のように害を起こす可能性があるもの。説明文の「悪用される可能性がある弱点」は、例えば壊れた鍵や開けっぱなしの窓のことなので、脅威ではなく脆弱性だよ。
選択肢イ
これは間違いだよ。この説明は「脆弱性」ではなく「脅威」の説明に近いんだ。脆弱性は「窓の鍵が壊れている」みたいな弱点のこと。ここで書かれている「損害を与える可能性がある原因」は、泥棒や火事のような“悪いことを起こすきっかけ”なので脅威だよ。
選択肢ウ
これは間違いだよ。この説明は「リスク対応」ではなく「リスク評価」の説明だよ。リスク対応は、危ない窓に鍵を付ける、警備を頼む、あえて受け入れる、みたいに対策を選んで実行すること。ここでは「基準と比べて受け入れられるか判断する」と言っているので、対応ではなく評価なんだ。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。リスク特定は、家の防犯でいうと「どこから泥棒が入りそうか」「窓の鍵が甘いのか」「合鍵がなくなっているのか」を見つけて、何が起きそうかまで書き出す作業なんだ。説明どおり、リスク源や事象、原因、起こり得る結果を洗い出すプロセスだよ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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