SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

平成27年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

VLAN機能をもった1台のレイヤ3スイッチに複数のPCを接続している。スイッチのポートをグループ化して複数のセグメントに分けると、 セグメントを分けない場合に比べて、 どのようなセキュリティ上の効果が得られるか。

選択肢

  1. ア
    スイッチが、 PCから送出されるICMPパケットを全て遮断するので、 PC問のマルウェア感染のリスクを低減できる。
  2. イ
    スイッチが、 PCからのプブロードキャストパケットの到達範囲を制限するので、 アドレス情報の不要な流出のリスクを低減できる。
  3. ウ
    スイッチが、 PCのMACアドレスから接続可否を判別するので、 PCの不正接続のリスクを低減できる。
  4. エ
    スイッチが、 物理ポートごとに、 決まったIPアドレスのPC接続だけを許可するので、 PCの不正接続のリスクを低減できる。
解き方のヒントを見る

VLANでネットワークを部屋分けする効果だよ

VLANは、1台のスイッチの中をいくつかの“別々の部屋”に分けるような仕組みだよ。部屋を分けると、ブロードキャストという全員向けのお知らせも同じVLAN内にしか届かなくなる。だから、アドレス情報などが関係ない端末にまで広がりにくくなり、情報が余計に見えてしまうリスクを下げられるんだ。

この問題で問われていること

この問題では、ICMPを止める話やMACアドレスで認証する話ではなく、VLANでネットワークを分けるとブロードキャストの届く範囲を狭められる、というセキュリティ上の効果を選べるかがポイントだよ。

VLAN 分割の効果

ARP や各種ブロードキャストは同一 VLAN 内だけへ届くため、ネットワークを分けない場合より情報露出範囲を狭められる。

VLAN ごとにブロードキャストドメイン分離\n-> 情報到達範囲を限定

確認ポイント

  • VLAN 機能だけで ICMP を全遮断するわけではありません。
  • MAC アドレスによる接続可否判定を自動で行うわけでもない。
  • ブロードキャスト到達範囲の制限を選ぶ。
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは間違いだよ。VLANでポートをグループ分けしても、スイッチがICMP、つまりpingみたいな通信を全部止めるわけではないんだ。部屋を仕切りで分けることはできても、特定の種類の手紙を全部没収する受付係になるわけではない、というイメージだよ。

選択肢イ(正解)

これが正解だよ。VLANでセグメントを分けると、ブロードキャストという「同じ部屋のみんな聞いて!」という呼び掛けが、別の部屋まで届きにくくなるんだ。学校の放送をクラス内だけに絞るようなもので、ARPなどのアドレス情報が余計な範囲に広がるリスクを減らせるよ。

選択肢ウ

これは間違いだよ。MACアドレスで接続可否を判断するのは、ポートセキュリティなど別の機能の話だよ。VLANは席や部屋を分ける仕組みであって、入口で身分証を見て入室OKか判定する警備員そのものではないんだ。

選択肢エ

これは間違いだよ。物理ポートごとに決まったIPアドレスのPCだけを許可する、というのはVLANの基本機能ではないよ。VLANは住所の許可リストを作る仕組みではなく、机の島を分けて会話の届く範囲を区切る仕組み、と考えると分かりやすいよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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