SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ
平成25年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア値がほぼ等しい二つの数値の差を求めたとき、 有効桁数が減ることによっで発生する誤差
- イ指定された有効桁数で演算結果を表すために、 切捨て、 切上げ、 四捨五入などで下位の桁を削除することによっでて発生する誤差
- ウ絶対値の非常に大きな数値と小さな数値の加算や減算を行ったとき、 小さい数値が計算結果に反映されないことによっで発生する誤差
- エ無限級数で表される数値の計算処理を有限項で打ち切ったことによって発生する誤差
解き方のヒントを見る
午前I 問01:近い数どうしの引き算は要注意だよ
浮動小数点計算では、ほとんど同じ大きさの数を引き算すると、有効な数字がごっそり消えて、答えの精度が悪くなりやすいよ。たとえば、長い住所を比べたら最後の番地だけが残るようなイメージだね。
この問題で問われていること
この問題では、近い値どうしの引き算で起こる「けた落ち」を見抜けるかがポイントだよ。丸め誤差や情報落ちとは原因や起こり方が違うので、それぞれを区別して覚えよう。
Loss of Significance
loss of significance occurs when subtracting nearly equal numbers causes leading digits to cancel and precision to drop
subtract nearly equal values\nprecision drops
確認ポイント
- 加算ではなく近い値同士の減算が典型です。
- 有効桁が減る点に注目する。
- 桁落ちを選ぶ。
正解と解説を見る
正解
ア
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。ほぼ同じ大きさの数を引き算すると、前のほうの桁がごっそり消えて、残った数字の信用できる桁が少なくなるんだ。たとえば「100.0001円」と「100.0000円」の差を出すと、残るのは小さな「0.0001円」だけ、という感じ。これが桁落ちだよ。
選択肢イ
これは不正解だよ。これは桁落ちではなく、丸め誤差の説明だよ。レシートで1円未満を切り捨てたり四捨五入したりすると、本当の金額と少しズレるよね。それと同じで、下の桁を削ることで出る誤差なんだ。
選択肢ウ
これは不正解だよ。これは情報落ちの説明だよ。大きな声の人と小さな声の人が同時に話すと、小さな声が聞こえなくなる感じ。とても大きな数に小さな数を足しても、コンピュータの桁数の都合で小さい数が結果に反映されないんだ。
選択肢エ
これは不正解だよ。これは打切り誤差の説明だよ。長いドラマを最後まで見ずに途中で見るのをやめたら、結末の情報が抜けるよね。無限に続く計算を途中で止めるので、本来の値とズレが出るんだ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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