SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ
平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問3
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アクライアントは認証要求のたびに、 サーバヘシーケンス番号と種 (Seed) からなるチャレンジデータを送信する。
- イサーバパはクライアントから送られた使い捨てパスワードを演算し、 サーバで記憶している前回の使い捨てパスワードと比較することによって、 クライアントを認証する。
- ウ時刻情報を基にパスワードを生成し. クライアント、 サーバ問でパスワードを時刻で同期させる。
- エ利用者が設定したパスフレーズは1回ごとに使い捨てる。
解き方のヒントを見る
一方向関数(ハッシュ)を何度もかけた結果を、逆順に使って認証する「S/KEY」
使い捨てパスワード方式の1つ「S/KEY(エスケイ)」の問題だよ。最初に秘密のパスワードに「一方向関数(ハッシュ)」を100回かけておき、ログインのたびに「99回かけたもの」「98回かけたもの」と回数を減らしながら送るんだ。サーバー側は、送られてきたパスワードにもう1回だけ関数をかけて、手元にある「前回値(100回かけたもの)」と一致するかで、本人かどうかを簡単に検証できる面白い仕組みだよ。
この問題で問われていること
毎回時刻を合わせる時計式(タイムスタンプ型)などと区別して、「送られてきたパスワードに一方向関数を1回だけ適用して、前回の受信データと比較する」というS/KEY特有の検証の仕組みを選ぼう。
S/KEY の検証方式
S/KEY はハッシュ鎖を逆向きにたどる方式です。サーバは前回受理した値を保存し、次回値の正当性を確かめます。
クライアントが OTP 送信\nサーバが一方向関数を適用\n前回保存値と比較
確認ポイント
- シーケンス番号や seed を送るのはサーバ側です。
- 時刻同期型は TOTP 系の説明です。
- 受け取った OTP に演算をして前回値と比べる説明を選びます。
正解と解説を見る
正解
ウ
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア
これは不正解だよ。S/KEYでは、Seedやシーケンス番号のようなチャレンジ情報はサーバ側からクライアントに示されるものだよ。お店の窓口が『今日はこの番号で答えてね』と出すイメージで、客側が勝手にチャレンジを作ってサーバへ送るわけではないんだ。
選択肢イ
これは正解だよ。たとえば窓口が『前回の合い言葉』を覚えていて、客が言った今回の合い言葉を1回変換したら前回の合い言葉になるかを見る感じだよ。S/KEYでは、クライアントが送った使い捨てパスワードをサーバ側でハッシュ計算し、保存済みの値と一致するかで本人確認するんだ。
選択肢ウ(正解)
これは不正解だよ。時刻を使ってワンタイムパスワードを作る方式は、時計を見ながら合い言葉を合わせるタイプの話だね。S/KEYは時刻で同期するのではなく、Seedとシーケンス番号を使って、ハッシュ計算を逆向きにたどるように確認する方式だよ。
選択肢エ
これは不正解だよ。使い捨てになるのは毎回入力するワンタイムパスワードであって、利用者が覚えている元のパスフレーズそのものではないよ。家の鍵を毎回捨てるのではなく、鍵から作る一時的な入場券だけを毎回変えるイメージだね。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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